平成17年6月期第1級海上特殊無線技士受験

 札幌市で行われた標記試験を受験してきた。
 昨年から無線・通信関係の資格を受験してきた延長である。
 1陸特・工担総合種・2陸技と順調に資格者証を手に入れてきたが、電気通信主任技術者で専門(データ通信)を落として頓挫。本年度最初の受験である。
 ゆくゆくは、海通、総通と進めたいという思惑もあり、電気通信術・英会話の練習として受験を決意したのであった。
 12時30分、道特会館へ到着。2階ロビーには受験生が10名くらい。試験会場である大会議室内にも数名。タバコの匂いに弱いので会場内にて軽く復習しつつ、受験者数を確認。海特一が5名、航特20名。そうか、海よりも空が人気なんだ、等と考えつつ過去問を確認。試験委員は日無北海道支部のおじさん2名。1陸特、2陸技でも会ったし、日無の事務所でも会ったことのある方々であった。試験についての説明によると、工学・法規の学科試験の後海特一の英会話、電気通信術の受話、別室で送話の順でおこなわれるとのこと。
 問題用紙が配布され、13時01分試験開始。いつもの通り過去問からの出題なので、法規は5分で終了。工学は2陸技を活かして免除。マークシートにマークし、ミスが無いか見直して残り20分をボーっとして過ごす。13時30分退出のコールがかかり、ロビーへ。10分ほど後、試験委員から「海特一が全員早く終わったので、別室で英会話の試験を行います。移動してください」といわれ、中会議室へ。
 点呼の後、英会話について簡単な説明を受け、テープによる解説を聞く。マークシートと、試験問題プリントを渡され、試験開始。事前に調べてあった通り、2回ゆっくり読まれた後、通常の速度で1回読まれ、1分間で正解を選びマーキング。3問目までは、英文を書き取る余裕があったが、4・5問目は書き取る余裕無し。解答用紙から正解と思われる英文を探してマークするのが精一杯であった。テープから英会話試験終了が告げられると、すぐにマークシートが回収されるのはちょっとあせったが、なんとか合格点は取れたと思う。
 ロビーに出ると、航特も終わったところのようで、「難しかった」という内容があちこちから聞こえていた。確かに新傾向の問題が多かったらしく、苦戦していた模様。
 電気通信術・受話は海特・航特全員大会議室で受験後、送話を海特、航特の受験番号順で行う旨、連絡があり、受話試験スタート。今度はMDであった。電気通信振興会のテープと同様、A〜Zまで送られた後に試験本文。詰まることなく書き取れたが、やはり字が汚い。品位に響くのかな・・・?
 送話試験は一人ずつ中会議室で試験委員と1対1で行われた。送信文は、受話用紙と同じ紙に書かれていたが、1行5文字6ブロック、全体で3行と2ブロックに大文字で印刷され、ラミネート加工されていた。試験委員と今日の出来について2、3言話をし、受験番号、氏名を聞かれた後「では、準備が出来ましたらはじめてください」の言葉で試験開始。気持ちを落ち着けて、「はじめます、本文」に続けてフォネティックコードで送話。3行目の中ほどでDのフォネティックを度忘れし、3秒ほど固まったが、その後はスムーズに終了。「終わり」のあとは、試験委員から特に講評も無く、退出。時間が何分であっただとか、不明瞭な発音があった、などという講評が他の支部ではあったようだが・・・。不合格だったら、通信術だと思われるので、得点開示請求しなくては。