平成17年9月期第三級海上無線通信士試験1日目

 午前の無線工学は、第二級陸上無線技術士所持により免除。
 午後の法規と電気通信術を受験してきた。
 10時30分頃に札幌駅付近に到着。いつもの駐車場へ車を置く。
 近くのASTY45地下1階の休憩スペースで軽く復習。着いた頃はガランとしていたが、程なく満席状態に。法規のまとめプリントを見直し、電気通信術の受話練習。さすがに、送話は恥ずかしいので練習なし。

受験会場へ

 12時頃、会場へ移動開始。途中のローソンにて昼食を購入。日中はまだ結構暑い。スーツだからなおさらか。そうこうしているうちに道特会館到着。
 2階の休憩スペースで昼食。結構な年配者がいるかと思えば、学生の一群もあり、受験者の年齢層には幅があるようだ。昼食を済ませて5階の試験会場へ。会場のボードを見ると、法規受験者は
一総通 1名  一海通 2名
二総通 5名  二海通 4名
三総通 8名  三海通 6名
のようである。一総通以外は学生受験者がほとんどの様子。*1

法規

 試験委員はいつもの日本無線協会北海道支部のお2人。まずマークシートが配布され、記入の注意事項について説明。生年月日の年号をマークし忘れないように、との事。次に、受験資格別に問題用紙を配布。問題用紙の枚数、印刷状態を確認。訂正についての説明と、このあとの電気通信術の時間について話があり、試験開始。
 なかなか、直前に見直しただけでは記憶は蘇らないようで、1問目から苦戦を強いられる。
 7問目から記憶にある条文からの出題があり、なんとか落ち着きを取り戻す。B問題も、見たことのある問題がほとんどで、なんとか解答を終えることができた。とは言っても、30分しか経過していない。
 あやふやなところを、もう一度記憶の糸を手繰り寄せようとするが、途中でプッツリと切れており、途方にくれる。5問目、6問目が「なんとなく」間違っている気がして、訂正を入れる。*2
 これ以上悩んでもしかたが無いので、マークシートに転記、見直しを2,3回行い、退出時間(試験開始1時間後)を待つ。

インターバル

 高校生たちは、通信術は免除なのか、帰って行ったのだろう。2階もガランとしている。さっそく、まとめプリントを使い、自己採点を行う。
 結果、A問題10問、B問題22問正解。72点でまずは法規合格である。*3
 訂正:2ch無線板資格板で確認すると、A問題は9問しか合っていないので、67点である。なんだか、ドキドキハラハラする展開であるが・・・大丈夫だろう、と信じたい。訂正終わり。
 次の通信術は15時40分から6階が会場である。まだ1時間40分も残っている。受話練習と送話練習をみっちりしておくことにする。昨日自宅では受話・送話ともにミス続出で、不安でならないのだ。こういうときに、携帯デジタルプレーヤーが本領を発揮してくれる。電気通信振興会の練習テープから取り込んでおいた音声を聞きながら、ひたすら書き取りを行う。まずまず、書き取れるが字が多少汚い。海特のときもこの程度だった気がするので、いいことにしよう。
 向こうの喫煙スペースでは、机の上でなにやら指を動かしている人がいる。どうやら、問題解答集の英文をタイピングする練習をしているようだ。なるほど、紙にキーボードを書いてのタイピング練習か、などと感心してしまった。
 声を出しての送話練習が出来る場所は無く、口パクで練習する。今朝作ったばかりの英文暗語模擬テキスト9セットを使い、時間を計りながらひたすら練習する。どうも、BとV、RとL、KとQを取り違えることが多いようだ。6月にはそんなことは無かったのだが。間違えたら「訂正」すればいいや、と腹をくくり、いざ試験会場へ。

電気通信術(受話)

 ホワイトボードには、受話、送話、直接印刷電信の順で行うと書いてある。会場の右側にノートパソコンが準備されている。左側の椅子の配置を見ると、そこで送話を行うように思われる。中央には6月にも見たMD・カセットプレーヤーが置いてある。
 試験開始時間が近づく。受験者は、と見回すと5名である。学生が一人いるだけで、後は社会人のようだ。で、40代は私だけ?年配者は皆総通受験者だったのか。
 マークシートと受信用紙が配られ、マークシートの記入について説明があり、その答案処理票と書かれたマークシートはすぐに回収された。次いで、受信用紙に種別、受験番号、氏名を書くよう指示。種別は三海通のように省略して書くように注意があった。
 次にA〜Zのフォネティックを流して音量調整。良好に聞こえることを確認し、音の出るもの(携帯や時計)は音がならないようにすること、突然の大音響により受話不能となっても試験は続行し、やり直しはしないこと、ただし、その場合、受話できなかった部分については考慮されることなどの注意があり、練習、本番。
 多少、文字は汚いが、まずまずの出来である。受話で落ちることは無い、と確信する。
 次に、そばに人がいると気が散る場合もあるので、送話は一人ずつ行う、受験番号の小さい人から行う、という話があり、順番の確認の後、一旦退出する。
 高校生は二海通受験者のようで、廊下には友人と思しき者が所在なさげに待っている。
 他に、廊下に居るのは三海通受験者4名で、この後行われる送話のスピードについて、テープと同じくらいでなければまずいのか?なんていう雑談をしつつ順番を待つ。程なく、およそ2,3分?で私が呼ばれる。

電気通信術(送話)

 入室すると、左で送話、右で直接印刷電信と、予想通りの配置で行われている。なんだか、直接印刷電信はトラブッているようだが、大丈夫なのか?
 送話は、受験番号・氏名を確認した後、「それでは、準備が出来たら始めてください」のコール。二呼吸くらいおいて、「始めます。本文」で送話を開始。途中2行目あたりで痛恨のミス!RとLを読み間違えてしまう。すかさず、「訂正」で直前の文字から送りなおす。怪しい部分も2回ほどあったが、まぁ、なんとかなるだろう。
 パソコンは、まだ前の受験者が格闘中である。入力についての注意事項を読みながら待つ。

電気通信術(直接印刷電信)

 私の番がやってきた。ご丁寧にも、練習からやらされることになる。ぶっつけ本番で行きたかったがしかたがない。ノーミスで練習終了。これならば、大丈夫だろうと、楽観するが・・・。いざ本番となると、やはり緊張するもので、*4受験番号、名前を打ち込んだあたりから訳が分からなくなってきている。名前を入力した後で、確認したはずなのだが、未だに正しく打ち込めていたか不安である。
 問題文は、英文電報形式であった。なんだか、やたらと緊張していたようで、「ポーン」「ポーン」と10回位鳴らしたような気がする。隣の送話者の「フォックストロット」なんていう純和風のフォネティックが耳に入り、「そんな発音でいいのか?」なんて考えたら、どこまで打ったのか忘れて一瞬パニックに陥る。画面と問題文を重ねていたのを外して確認しなおし、なんとか時間内には入力を終えることができた。

1日目を終えて

 1日目はこんな感じで終えた。直前でバタバタしても駄目、毎日コツコツと少しでも過去問を解いたり、送話・受話練習しなければ、ということが身に沁みた1日であった。
 明日は自信がもてない「英語」である。無駄かもしれないが、これから簡単に復習を兼ねて2,3回分過去問題をこなしておこう。

*1:後で分かったが、三海通は4名が社会人受験者であった

*2:しかし、訂正前が正しかった・・・OTL

*3:マークミスが無ければ、である。

*4:ノートパソコンの型式とかblogに書くネタとして確認しようと思っていたのに忘れてる時点で、結構緊張していたんだなぁ、と思う。